“縮毛矯正やめたい”くせ毛に悩む方へのカット方法

こんにちは。スタイリスト兼メイクアップ

hair&make-up ichiru代表の平田です。

今日はくせ毛・縮毛で縮毛矯正やストレートパーマをやめたいと思ってる方へ向けてのブログです。

前にも書いていますが、僕は急に縮毛矯正をやめることは反対派です。

ですが、縮毛矯正をやめたい気持ちも凄くわかります!

何より時間がかかるし、費用もかかりますし、やり続けないといけないし

でも、急にやめるとどうなります?

根本はくせ毛で、毛先は直毛

根元がくせ毛で毛先がストレートになり、毛先が馴染みにくく、広がりやすくなります。

だから、伸ばし過ぎない多毛・縮毛用アイロンストレートをお勧めしています。

<多毛・縮毛用アイロンストレート事例>

自分でブローできたり、アイロンとかで頑張れる人はいいんですが、そうでない場合はそれまで通りの縮毛矯正をするか緩めにアイロンストレートをしながら徐々にやめれそうだあれば、やめていくのが理想的です。

正に、体の薬と同じです。

僕も手荒れがひどい時はステロイド飲んだ時もありました。それから塗り薬になり、漢方薬になり、今は調味料等、いろんな部分で努力して体質改善しています。

稀にカットが上手いから自分でセットしなくても良いと思われることがありますが、

カットが上手いからって何でもできるわけではないですし、ブローを頑張ってくれたり、ご自分でアイロンしたり、僕のカットが成り立っているのは、ほとんどがお客様の協力、努力で成り立っていると思って、ブログを読み進めて下さい。

さて、今回のBEFOREです。

<BEFORE>

新規のお客様です。

根元がくせ毛(縮毛)で毛先がストレート毛(縮毛矯正毛)です。

根元のくせ毛の伸び具合からして半年以上、縮毛矯正はしていない状態ですね。

内側はかなりうねっている

内側を見ると、かなりうねっているので、ブローもある程度頑張ったけど、くせを伸ばしきれないのでしょう。

ご本人もあまりブローは自信がないけど、できれば縮毛矯正はやめたくて、

”くせ毛カットの上手い美容室”と検索して来てくれたとのこと。

ご希望は?

上から段の入ったウルフっぽくしたいとのことでした。

最近、ウルフヘアが流行っていますし、僕もよく出しているので、申し訳ないですが、

くせ毛のお客様が1番収まりやすいのはやっぱりあんまり上から段を入れないスタイルです。

<くせ毛の収まりやすい髪型>

いろいろ説明させて頂きましたが、お客様は元々ウルフっぽく段を入れたい気持ちがありましたので、それは受け入れて、ウルフでもなるべく収まりやすいようにカットしていきました。

そこで、先程の話に戻りますが、

ブローも含めて、くせも内側にいくほど強くなっています。

表面は癖が緩い
表面より、癖が強くなります。
うねりと浮き癖もあり、更にくせ毛が強い

だから、ウルフといっても下から全てつなげて切るのではなく、表面に近いくせの少ない髪を生かして、内側の広がりやすい髪をなるべく抑えるように、工夫してカットしていきました。

<カット後>

<AFTER>

やはり、くせは出ますが
くせの強い内側に量感調整と段を入れて
表面側を被せることで内側のくせを抑えています

ご本人もできる程度に、時間はかけず、ロールブラシで軽くブローしました。

ブロー後、自然派ワックスをつけた仕上がりになります。

しっかりブローしたわけではないので、来た時と同じように、

くせは残り
内側にいくほど癖が強く
襟足はくせが強い状態のままですが

それなりに収まっていますよね。

ストレートパーマや縮毛矯正のように

くせを伸ばせるわけではないのでカットでできるのは、ここまでです。

尚、根元の癖もある程度ブローが必要ですが、毛先のピンピンになっている縮毛矯正がかかった部分もロールブラシで丸めるか、アイロンで内巻きにする必要があります。


縮毛矯正をやめてカットだけで収まるようにしたい!!


それが直ぐに叶うのは理想的ですが、

縮毛矯正をしていない癖毛よりも、毛先に縮毛矯正が残っている(特にピンピンの場合)場合のが手間が必要になることもあるので、縮毛矯正をやめたいと思っている方は担当の美容師さんとよく相談して今後の方向性を決めていきましょう。

名古屋市昭和区隼人町9−3JUNビル1階C

hair&make-up ichiru (いちる)

代表 平田伸哉

関連記事