ホームカラーじゃないのに色ムラになった理由とは?
こんにちは。スタイリスト兼メイクアップ
hair&make-up ichiru代表の平田です。
ホームカラーじゃないのに色ムラになった理由とは?
今日は、初めてichiruでカラーをするお客様で、毛先は暗く、中間は明るいという状況で、
僕も『自分でカラーされました?』と思わず聞いてしまったお客様の原因と対処についてご紹介していきたいと思います。
先ずは、BEFOREの状態から
BEFORE
ん、なんだか、前回の根元明るくない????
こういう場合は、2つの理由が考えられます。
1・前回の根元が明るすぎた
2・毛先に色が入り過ぎた
よくホームカラーした人にありがちなムラですが・・・・・
もっと詳しく説明していくと
普通のカラー剤は、
髪を明るくする脱色剤と色を入れる染料が混ざっています。
そして
このように、ベースを明るくしていればいるほど、色ムラは出ません!!
濃い色を使えば使うほど、色ムラは出ません!!
だから、素人でも使えるようにホームカラーは
濃い染料+濃い脱色剤でムラが出にくいようにできています。(それでもムラになりますが・・・)
濃い脱色剤=髪への負担が大きい=ホームカラーは髪のダメージが強い
これが、美容院はそうでもないのか?
というと、そうとも言えないのです。
メーカーさんも美容師さんにミスして欲しくないからホームカラーに近い物もあれば、髪の事をきちんと考えてある物もあります。
今回のケースも
カラーはした時はムラがなかったのかもしれないですが、4ヶ月も経てば完全に染料は抜けるので、前回の根元部分の脱色が強かった為、明るくなったワケです。
そして、毛先の暗いのはダメージしていたりアイロンなどで髪が潰れていると色が入りやすいので吸い込み過ぎたんでしょう。
さて、ではでは、直していきましょうね。
お客様のご希望は、ある程度、暗くなってもいいから白髪を染めて欲しいでした。
まずはカラー剤を作っていきます。
脱色剤は最小限にしたいので、アルカリ(希望色):酸性(希望色):アルカリ(色味補助)1:1:20%でいきまいた。
一般の美容室はチューブ1本でカラーしていきますが、僕は2本〜3本使います。
今回の場合白髪をしっかり染めたいので最小限アルカリが入りますし、見た所、白髪が染まりズラそうなのでアルカリ(色味補助)をプラスしています。
それでも、
酸性カラーで割っているので、脱色する力は約半分です。
※ダメージも通常の半分になります^ ^
まずは白髪の多い根元部分から
5分置いて
明るかった前回の根元に塗布。
本当はこれ以上毛先を暗くしたくないし、ダメージも与えたくないから、これで終わりたいのですが・・・・
毛先にも白髪が・・・・
ですので、5分後に毛先にもカラー剤を伸ばしていきました。
10分後シャンプーして、仕上がりです。
AFTER
若干、毛先のがまだ暗いですが、かなりムラもなくなり、綺麗に染まりましたね。
これで、次にお客様がリターンした時も今日のような中間が明るいということにはならないはずです^ ^
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hair&make-up ichiru (いちる)
代表 平田伸哉
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