繋げないからこそ、似合わせカットにつながる

こんにちは。スタイリスト兼メイクアップ

hair&make-up ichiru代表の平田です。



今日は、『繋げないからこそ、似合わせカットにつながる』というテーマでブログを書きたいと思います。


『つなげる、つなげない。』

一般の方にとっては、よくわからない話だと思います。


でも、美容師さんにとってはこの『つなげる、つなげない』がとても重要だったりします。



僕ももともとは、繋げるカットを習いました。

美容学校でもそれが当たり前でしたし、美容室に入ってからもその方がお客さんがお家に帰ってから”やりやすい””再現性が高い”と習いました。




果たして本当にそうでしょうか?

答えは『ほぼ正解です』

ほぼです・・・。

でも、つなげるカットには、

・デザインに限界があります。

・骨格補正に限界があります

・髪質矯正にも限界があります。



確かに意味もわからず、つなげていないカットはやりにくいです。

感覚だけでは難しいし、習った通りでは難しいのがつなげないカットなのです。



若い美容師さんが、講習や本などで勉強して、つなげないカットをするケースもありますが、



ほとんどのケースでつなげないカットをして上手くいっているのは50代超えのベテラン美容師さんです。そして、そのことに本人も気づいていません


だから、後輩美容師に、つなげるカットを推奨していたりもします(笑)



現に、僕が10年近く修行させてもらっていた美容室の大先生も最近、つなげていない事に気づいたということを後輩美容師側が発見して僕に教えてくれました(笑)


さて、僕のつなげないカットですが、

つなげないカットをしている事に僕自身は気づいています(笑)


”つなげるカットの良さ”も知った上で繋ぐ場所は繋ぐ、つなげない方が良い部分はつながないようにしています。


そこをわかりやすく今回は、実際に僕がカットした写真を見ながら、カット解説していきます。



BEFORE

1ヶ月半前に僕がカットしました。

この時は、つなげるカットで重めのボブにカットしましたが

襟足が浮きやすいので
少しだけ被せてあります。
(つなげないカット)


春になり、暖かくなってきましたので、今回は首にそうショートボブにしていきます。

<カット後>

AFTER

襟足がピタッと首に沿って後頭部にボリュームのあるメリハリのあるスタイルになりましたね。

ちなみにカットですが

<カット解説>

浮いている内側は量感を減らしながら少し短くします
かぶっている上の長さは結構長めです。

このように、長さと重さで下の浮きをカバーしています。



そして、

上の段は別で(つなげないで)作ることで

メリハリがつきます

これ、襟足が浮かず、頭の形の良い人なら普通にカット(つないでカット)してもこうなります。

でも、襟足が浮いたり、絶壁だったり、トップがペタンとする髪質の人は

繋げない方が良かったりするのです。



名古屋市昭和区隼人町9−3JUNビル1階C

hair&make-up ichiru (いちる)

代表 平田伸哉

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