かかりにくいを解消するデジタルパーマのポイントとは!?
こんにちは。スタイリスト兼メイクアップ
hair&make-up ichiru代表の平田です。
今回は、かかりにくいを解消するデジタルパーマのポイントということで
デジタルパーマだから、どんな髪質でもパーマがかかるというよりは、
こんな事を工夫すれば、今までパーマがかかりにくかった人や、すぐ取れてします人、かかりムラになってしまう人も理想のパーマができますよ。というお話です。
BEFORE
こちらのお客様は、ご自分でかなり頑張ってブローして内巻きを作っていますが、実際は、かなりの直毛で表面がツルツルの髪なので、
パーマがかかりにくく、今まで上手にかかったことがないらしいです。
ichiruに来て半年以上経ちますが、最初にいらしたときは、前のパーマの影響やカットの毛先の梳き過ぎによるダメージがあった為、メンテナンスでカットをしながら伸ばしてきました。
今回は1ヶ月前にカットをしたので、カットは無しでデジタルパーマのみ行います。
先ずは髪質判断です。
襟足
中間
表面
場所によってかなりダメージの差や髪の太さに差があります。
ですので、薬剤は3つ準備します。
このように塗り分けます。
普通はどこの美容室も1つの薬剤で塗っていきます。
1・あまり知識がなく、ある意味でお客様に忠実な美容師さんであれば、かかりにくい=アルカリ強で塗るはずです。
2・ある程度知識もあり、お客様思いの美容師さんなら、アルカリ中で全て塗るはずです。
3・知識や経験が多く、かなりお客様思いで髪のダメージを気にする美容師さんはアルカリ少で全て塗るはずです。
どれも、間違いではありません!!
1の場合、しっかり全体にパーマがかかりますが、表面や顔周りの細い髪はチリチリにダメージするでしょう。
2の場合、全体に程よくパーマがかかりますが、時間の経過と共に、髪がパサパサになり表面の髪はオイルが必須になるでしょう。
3の場合、全体に程よくかかりますが襟足は他と比べて、緩くなり直ぐ跳ねてしまうようになります。そして1ヶ月後位から表面がパサつき始めます。
つまり2、3に関してはお客様レベルでは気づかないくらいで、1は私の髪が傷んでたから仕方ないかという感じになると思います。
ただ、実際にはこのこだわりのなさがパーマがムラになったり、かからない原因です!!
20分後、薬を流して
パーマです。
55℃2分、60℃3分、70℃5分
こちらも同じで、いきなり70℃で温めるのもありですが、
濡れてる状態で高温を当てることが1番髪をダメージさせます。
(ご自宅で、濡れた状態でストレートアイロン180℃でかけたお客様の髪は中間から枝毛になっておりました。)
だから、55℃スタートで乾いてきたら温度をあげていくのです。
この後、ロッドを冷やして、固定する薬をつけて終了です。
AFTER
どうですか?
表面もほとんどダメージすることなく、全体に均等なカールがつき、綺麗にふんわりかかりましたよね。
名古屋市昭和区隼人町9−3JUNビル1階C
hair&make-up ichiru (いちる)
代表 平田伸哉
052-870-7770